「あっ! 聞き取れた!」、「ああ勘違い・・・。」英語に関する私の体験

洋楽に感化され、留学を考えだしてから、私は週一回、仕事のあとにプライベートの英会話レッスンをとっていました。
ちいさなマンションでのプライベートレッスン。
アメリカ人の女性の先生とは、年齢も近かったこともありプライベートでも仲良くなりました。
休みの日の外出に誘ってくれたり、私がお好み焼き屋に誘ったり。
あるとき食べ物の話をしてて、「栗」と言いたかった私は自信を持って「マロン」といいました。
先生は「・・???」って顔。
「あれっ・・変だな、通じない」ともう一度、英語っぽく「マロォン」なんて言ったのですが、やはり彼女の顔は「?」。
当たり前ですよね、マロンはフランス語です!!(大笑)

後にそのアメリカ人の先生はカリフォルニア、サンディエゴに帰っていきました。
彼女の帰国後も手紙のやり取りをしていた私は、ある夏、彼女を訪ねて渡米。
荷物を彼女の家に置き、ランチに連れて行ってくれました。
注文はもちろん自分で。飲み物は「コーク」と言って注文しました。

私の注文を聞き、ウェイトレスが聞き何か返してきました。
「ほにゃららok?」
私は、その一言が「???、うっ、わからないっ・・」と思いましたが、次の瞬間は「ほにゃららok?」が「ほにゃららpepsi ok?」、そして、「Is pepsi ok?」と言っていることが理解できました。
「うわっ!」と思った瞬間です。自分としては長くかかって、その一文が徐々に頭の中で意味を形つくったように思えましたが、ウェイトレスが二度三度と聞くことなく、私は「Yes!」と答えることができました。 もう20年以上前の話ですが、その時のことは今も覚えています。

 

東京でさえもインターナショナルではない

運よく、若い時の私は英語にふれるチャンスがありましたが、仕事が忙しく英会話にいけない人もいるでしょう。
そして生徒を何人も抱えている、大きな英語学校の生徒と仲良くなるなんていうのも、なかなか簡単な話には思えません。
普通に日本で生活していたらチャンスは皆無といってもいいかもしれない。
東京は大都市と言われるけれど、英語を話すチャンスということで見れば、まだまだインターナショナルと呼ぶにはほど遠いのです。

なので「自分が欲しいものは自分で動いて手に入れる」これしかない。
英語環境が欲しければ、自分で作る。自分で作らなければ、貴重な一日一日がサラサラと指の間からこぼれるように過ぎてしまうのです。

インプットしたらアウトプットすることが大切

前述の元NOVAの先生マーク。
彼の中国人の彼女、セリーナはマレーシアで英語を教えていたそうです。
マレーシアでは英語を話すことに不自由していなかった彼女も、マークと一緒にロンドンに来て本場の英語に触れ、その違いに「オーマイゴット」となったということを話してくれました。

彼女は言います。

「覚えてインプットしたら、今度はアウトプットして話さなきゃ」と。
それは私も本当にその通りだと思う。
一度自分の口で発音し、自分の耳で聞くと記憶に残る確率が高くなる。口に出して耳で聞くと覚えやすいのは、何も英語だけではないと思います。

例のアメリカ人の先生のレッスンを取り始めたころ、私は英語を発音するのがとても恥ずかしかった。
彼女が日本語を理解するのをいいことに、日本語で話しちゃう。
まぁ、彼女にしてみれば、いい日本語のレッスンになりましたよね。私バカだなぁ。

英語が本当に自分の生活に必要なのか。もしそうなら、どうしたら上達できるだろう。そんなことを私の経験に英語学習について書いてみました。

プレーステーション2