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英語なんか話せなくたって生きていけるでしょ?
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あなた英会話習ってます? なんの為に?
その英語習って、将来どうするつもりなの?
日本での英会話熱はすごく、だれもかれもがエイカイワ。
言語は英語だけじゃないんだよ。
やれ小学校から英語教育を取り入れろだの。
英語がなんなのさー!
世界の言語は英語だけじゃないんだよぉ。
小学校から英語教える前に、母国語の日本語をキチンと教えてよ。
自国の言葉をなんだと思っいるんだか。。
これが私がいつも思っていること。
あなたは英語または英会話を習っていますか?
何のために?
それで、その英語で何をしようと思ってるんです?
仕事で必要としている? 将来留学を考えている? 就職に役立つ?
はっきり言って、自国の言葉で表現できない人間が、外国語で表現できるはずがありません。
だーかーらー、日本人であり、日本語がマザーランゲージであるのではあれば、日本語での表現力を最初に身に着けた方がいい。本をたくさん読んだり、文章を書いたりしてね。
元NOVAのイギリス人教師のはなし、英語上達のためのマインドセット
私は現在イギリス、ロンドンに住んでいます。
今でこそ日常生活の英語には困らなくなりましたが、高校の英語の成績は全然「・・・・。」でした。
学校に行けば、その当時熱狂していた、洋楽の話ばかりをクラスメートとしていた私が、ロンドンで生活するようになるなんて。
人生ってわからないものです。
私のロンドン生活はけっして短い方には入らないと思うのですが、この夏ワケあり、十数年ぶり久しぶりの引っ越しをしました。
新しいところも「シェア」という、何人かで一緒に生活する、物価の高いロンドンではおなじみの生活スタイル。
私がここに移って約一か月後に、新たな住人がまた入ってきました。
中国人の彼女と一緒に移り住んだのは、日本でNOVAの先生をしていたイギリス人のマーク。
このまえマークと英語の話をしていて、彼は日本人の英語が上達できないワケを話してくれました。
「せっかくレッスンにきて英語を話しても、レッスンが終われば元の英語を話さない生活。これじゃ上達しないよね。」
マークはこう言います。
要は英語に触れる、聞く、話すシチュエーションが絶対的に少ないということ。
又、完璧主義の日本人は失敗を恐れ、完璧な英語を話そうと思って口が重くなってしまう。こういうことも言ってました。
「話してみて、間違えたら、我々教師が直してあげる。まずは間違いを気にせず、とにかく自分の言葉を発すること。」
これは日本人のみならず、アジア人全般に言えるとマークは言います。
ロンドンではイタリア人やスペイン人も、イタリア訛り、スペイン訛りのすごく強いめちゃくちゃな英語を気にせず話している人が多いのです。
イタリア人の同僚と話していて「パーソナリティー」という言葉を使ったら「パ、パスタ?」と聞き返されたことがあります。
・・・なんでパスタなんだよ、最初の一字「パ」しか同じじゃないじゃん。
イヤ、作り話じゃなくて、冗談みたいなホントの話。
日本人には日本人が優先的にやる英語上達法がある
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でも一度に全部はできないよね。
そして、その国民性によって、第一優先となるものを、とっかかりとして始めるのがいいと私は思います。
たとえば中国語は文法的には英語と似ていると言われています。なので、ボキャブラリーを増やせば文法的にはラク。
あとは発音ということになっていくでしょう。
では日本人にとって、第一優先と考えることはなんでしょう。
勉強熱心な日本人は、文法はお得意という人が多いのではないでしょうか。
なので、今度は、学校で習ったことを、中学生レベルの英語でいいので、とにかく自分の口から発するということ。
そしてできるだけ多くの生きた英語を聞き、耳を慣らす。
それには、ネイティヴと会話の時間をできるだけ多く持つのが、一番だと思うのです。
「英語を話さなくてはならない状態に身をおく」。
これが私がロンドンで生活してきて、確信したことです。
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